【アレンジ裏話】『少女レイ』
少女レイ / みきとP (piano arrange)
第3作目になります。我ながらアレンジどころの騒ぎではない始まりです。ここでは「夢」を意識しました。間奏から着想を得たものです。テンポのあるような、ないような。拍子のあるような、ないような。メロディのあるような、ないような。いずれにせよ曖昧な感じを受け取っていただければ幸いです。もちろん多いにアレンジしていただいてかまいません。
ポップス、しかも電子要素の強いボカロ音楽にスティールパンを用いるのはなかなか珍しいのでは無いでしょうか。持ち味を生かした余韻のある旋律です。アレンジに際して、Eの音をオクターブで変えてある箇所もあります。スティールパンに関して言うなら、1番サビ終わりの部分も再現しました。可愛らしい旋律ですね。この旋律を拾うアレンジは意外と珍しいようです。
伴奏は軽快なアコギに始まり、音の深いバスドラムに移ります。この変わり目の音がかっこよくて再現しようと試したのですが、さすがにできませんでした。残念。サビのリズムパターンは原曲通りにしました。陽気なリズムでいいですよね。ところどころベースのメロディも再現しています。探してみてね。
間奏ではピアノ協奏曲をイメージしました。E連打は蜩の鳴き声のつもりです。(笑)原曲アコギソロパートではラテン要素を取り入れました。この曲をアレンジしようと決めた時からあった構想です。
曲の終わり方は1番悩みました。綺麗に終わらせるのも良かったのですが、今回は原曲に近づける形を取りました。ただし完全にそのままではなく、ある程度美しくなるように整えてあります。
それにしても少女レイ、様々に捉えられる題名ですね。
原曲 : 少女レイ / みきとP
https://youtu.be/JW3N-HvU0MA
引用 : いかないで / 想太